1.主原料トウモロコシはどこからくるの? |
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日本で飼料用として使用されるトウモロコシの大半はアメリカ産です。 |
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アメリカ国内では飼料用、食品用、工業用、その他に幅広く使用される以外に海外各国にも輸出され、アメリカにとっての日本は最大の輸出相手国となっています。 |
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アメリカの広大な農地で生産されたトウモロコシは、輸出向けの順路としては まず 各農家のサイロに保管された後、トラック輸送によりカントリーエレベーターに集められます。 |
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次にこのカントリーエレベーターからトラック又は貨車輸送によりリバーエレベーターに集められます。 |
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更にこのリバーエレベーターから、はしけ(バージ)に積み込まれ川を下ります。(ミシシッピー川へ各河川が合流) |
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はしけはミシシッピー川を下り、河口にあるニューオーリンズ港のエクスポートエレベーターに保管されます。 |
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このエクスポートエレベーターから本船(パナマックスと呼ばれ、5万トン以上積み込まれます)にトウモロコシが積み込まれ、日本の飼料穀物コンビナートに向かいます。 |
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主要畜産地帯を後背地とする大型輸入港に本船が接岸すると、飼料穀物コンビナートのサイロへ本船より搬入され、保管されます。 |
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保管されたトウモロコシは、飼料穀物コンビナートにある各飼料会社のサイロへ搬送機により順次送り込まれます。 |
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飼料会社の工場では、配合設計に基づいて、トウモロコシはその他飼料原材料と共に連続的に加工されて製品化され、製造された製品は用途別に出荷されます。(牛用飼料は、トリや豚の飼料を製造する場所とは別に専用ラインにより製造されます) |
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飼料工場より出荷された製品は養鶏場等へバルク車と呼ばれる輸送車によるバラ配送により養鶏場等の鶏舎に隣接された製品受け入れタンクに入り、そこからパイプラインによる搬送装置により鶏舎内に搬出され、鶏の飼料として給与されます。 |